COLUMN

コラム

美容クリニックの売上が落ちたとき、どこから見るか──上流からの構造分解でボトルネックを見つける方法

AUTHOR

株式会社トラフィックラボ 代表取締役

清水 彰人Akito Shimizu

SNS運用、AIO・SEO、Meta広告、公式LINE、Web制作、開業支援まで、美容クリニックの集患を一気通貫で設計。
「競争が激しい時代に生き残る」ための勝ち筋と、M&Aを含む出口戦略の研究にも注力。
マーケティングに加えて財務の視点から、クリニックの収益構造づくりを支援している。
美容クリニックマーケティング歴12年、会社経営歴16年。Instagramでは美容クリニックの勝ち筋を発信中。

「去年と比べて売上が落ちている。でも、何から手をつければいいか分からない」

美容クリニックの院長先生から、このご相談は本当によくいただきます。そして多くの場合、最初に出てくる打ち手は「広告費を増やそう」「投稿本数を増やそう」というものです。

しかし、原因が分からないまま打ち手を重ねても、数字はなかなか戻りません。このコラムでは、弊社がご支援の現場で必ず最初に行っている「上流からの構造分解」という考え方と、毎月の数字から改善ポイントを特定する手順をお伝えします。

売上が落ちたとき、多くの院がやってしまう見方

いきなり下流の数字から見ている

売上が落ちたとき、まずどこを見ているでしょうか。

リールの表示回数が減った。SEOの順位が下がった。フォロワーが伸びていない。HPの閲覧数が落ちた。こうした数字を最初に見て、「だから売上が落ちたのだろう」と考える院は少なくありません。

ただ、これらは経営のゴールから離れた「下流」の数字です。下流の数字から見始めると、変化している数字が多すぎて、どれが本当の原因なのかが分からなくなります。結果として、根本的な問題にたどり着きにくくなってしまいます。

「もっと広告を」は短絡的な判断になりやすい

下流から見る癖がついていると、売上が悪いときの判断はどうしても「もっと露出を増やそう」に寄ります。

ですが実際には、問題は流入ではなく、予約後や来院後に起きていることも多いのです。流入不足ではない原因に流入施策を打っても、穴の空いたバケツに水を足すのと同じことになります。

上流から下へ、数字を構造分解する

上流とは、経営のゴールに近い数字

まずやるべきことは、上流から順に数字を見ることです。ここでいう上流とは、利益、売上、患者数、施術単価といった、クリニック経営のゴールに近い数字のことです。

上流から始めて、ひとつずつ下の指標へ降りていく。この順番を守るだけで、原因の探し方が大きく変わります。

指標を掛け算に分解する

次に、その指標を分解します。たとえば次のような形です。

  • 売上 = 患者数 × 施術単価
  • 患者数 = 新規患者数 + 既存患者数
  • 新規患者数 = HP閲覧数 × 予約率 × 来院率

分け方はいくつもあります。もう一段細かく見るなら、売上を次のように捉えることもできます。

売上 = インプレッション × クリック率 × 予約率 × 来院率 × 施術率 × リピート率 × 客単価

大切なのは、売上を「感覚」ではなく「掛け算の構造」として捉えることです。

分解した指標に、毎月の数字を入れる

必ずどこかに悪化しているポイントがある

分解ができたら、それぞれの指標に毎月の数字を入れていきます。売上はいくら、新規患者数は何人、予約率は何%、施術単価はいくら、という形です。

これを並べると、必ずどこかの数字が悪化しているのが見つかります。その悪化している要素がボトルネックです。打ち手は、このボトルネックに対して考えます。

どこで落ちているかで、打つべき手は変わる

ボトルネックの位置によって、打つべき手はまったく変わります。

落ちている場所考えられる問題
インプレッションは取れているのにクリックされない広告や投稿の訴求
クリックはされるのに予約されない施術ページや予約画面
予約は入るのに来院されない予約後フォロー
来院はあるのに施術に至らないカウンセリングでの提案設計
施術はされるのに継続されない施術後の接点設計
継続はされるのに単価が低いメニューや価格設計

「売上が落ちた」という同じ現象でも、原因が違えば、正しい打ち手は正反対になることすらあります。

構造分解を「毎月の習慣」にする

不調に気づいてから分解するのでは遅い

構造分解は、売上が落ちたときだけやるものではありません。毎月、同じ分解に数字を入れ続けることで、悪化の兆しを早い段階でつかめるようになります。

広告もSNSも頑張っているのに集患が安定しない院と、特別なことをしていないのに淡々と伸びている院。その差は、こうした月1回の地道な習慣にあることも少なくありません。

下流の数字は「ボトルネックが分かってから」見る

もちろん、SEOの順位やリールの表示回数が無意味というわけではありません。ボトルネックが「HP閲覧数」だと分かった段階で、その内訳としてSEOやSNSの数字を見ればよいのです。

上流で場所を特定し、下流で原因を掘る。この順番を逆にしないことが、売上を立て直すいちばんの近道です。

まずは自院の売上を一度分解してみる

売上が落ちたときに必要なのは、新しい施策ではなく、どこで落ちているかを知ることです。まずは直近数ヶ月の数字を、売上、患者数、新規患者数、予約率、来院率、施術単価に分けて並べてみてください。

売上の構造分解とボトルネック対策はトラフィックラボへ

トラフィックラボは、美容クリニックに特化したマーケティング支援を行っています。売上の構造分解から、集患、予約導線、カウンセリング後のフォロー、リピートまでを一気通貫で見て、ボトルネックに合わせた施策をご支援しています。

支援内容の詳細は集患支援事業のページを、これまでの取り組みは実績ページをご覧ください。

「数字は落ちているのに原因が分からない」「一度整理してほしい」という段階からでもお気軽にご相談いただけます。

▶ 無料相談・お問い合わせはこちら

集患支援事業の詳細を見る | 支援実績を見る

CONTACT

無料相談

集患の悩み、
まず一度ご相談ください

現状のヒアリングから、
最適な集患戦略をご提案します。
相談は無料です。

無料で
相談する